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24/11/11

プロロジス、茨城県古河市に危険物倉庫10棟26年2月しゅん工

「プロロジスパーク古河7」完成イメージ(右手前の10棟)

 

 プロロジス(本社・東京、山田御酒会長兼CEO)は2026年2月、危険物倉庫10棟の物流施設「プロロジスパーク古河7」を茨城県古河市にしゅん工する。同開発プロジェクト敷地内の常温倉庫に近接し、普通品との一体保管・運用の需要にも応える。
 所在地は古河市北利根の北利根工業団地内。敷地面積は約2万2500平方メートル。鉄骨造平屋建てで、倉庫10棟の総延べ床面積は約1万平方メートル。
 泡消火設備を備え、リチウムイオン電池・化粧品・アルコール類などの危険物の保管に対応する。また、奥行き5メートルのひさしで、雨天時のスムーズな荷降ろし作業を後押しする。立地は圏央道の五霞インターチェンジ(IC)と境古河ICからそれぞれ約10分で、関東全域だけではなく、東北・関西方面へのアクセスにも優れる。
 プロロジスパーク古河7の開発は同社「古河プロジェクト」の「フェーズ2」の一環。現在、「プロロジスパーク古河4」が稼働しているほか、危険物倉庫8棟の「6」が開発中。9月、丸和運輸機関が「4」の一部と「6」全棟の賃貸借契約をプロロジスと締結した。また、隣接地では先行開発案件として、10棟の危険物倉庫を含むBTS(特定企業専用)型物流施設「プロロジスパーク古河1・2・3」が稼働している。
 国内では年々、危険品の対象商品が増加し、危険物倉庫は供給が不足している。さらに、普通品の倉庫と一体運用できる危険物倉庫は希少となっている。