- 物流企業
24/11/07
ヤマトHD、ナカノ商会を子会社化へ コントラクトロジや宅配強化
ヤマトホールディングス(本社・東京、長尾裕社長)は12月1日、ナカノ商会の発行済み株式の87・7%を取得し、連結子会社化する。コントラクトロジスティクス(在庫管理・流通加工などを含む包括的な物流の長期請負)や宅配便事業の拡大を図る。
ナカノ商会は1988年に設立。保管・倉庫内作業・輸送サービスに加え、顧客向けに再構築した物流施設のサブリースなど、顧客ニーズに合わせた複数機能の一環提供で、小売業や食品などのメーカー・サプライヤー、EC企業の上流の物流領域を中心に法人顧客を持つ。2023年9月期の売上高は867億7000万円、営業利益は46億5200万円。
ヤマトグループは、27年3月期までの中期経営計画で事業構造の変革に取り組んでおり、ナカノ商会を傘下に迎えることで、コントラクトロジ事業の拡大、宅配事業でのシナジー創出、両事業でのコストシナジー創出を通じて、法人ビジネス領域を拡大する。