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24/11/07

日通と大成建設、建設副産物回収の取り組みで内閣総理大臣賞を受賞

表彰式の様子(左から大成建設の安田利文サステナビリティ経営推進本部長、日通の杉山千尋副社長執行役員営業戦略本部長)

 NXグループの日本通運(本社・東京、竹添進二郎社長)と大成建設(同・同、相川善郎社長)は、「建設副産物巡回回収システム」が「リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰」の内閣総理大臣賞を受賞した。同システムの建設業界全体への普及推進と、運搬効率向上によるコストと二酸化炭素排出量低減が評価された。
 同賞は、3R(リデュース・リユース・リサイクル)の継続的な活動を通じて顕著な実績を上げた企業などを表彰し、循環型社会の推進を図ることを目的にしたもの。受賞した取り組みでは、複数現場を同一車両で巡回回収し品目ごとの再資源化施設にまとめて二次輸送できる「巡回回収システム」を開発し、これまで埋め立て処分していた建材端材のリサイクルを効率良く行うことを可能とした。
 両社は今後、回収エリアの拡大、対応品目や建材メーカーの追加、モーダルシフトによる遠距離運搬などでシステムの充実を図る。

建設副産物巡回回収システムのイメージ