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24/11/01

センコー×栗林商船、RORO船でイオン北海道の店舗配送

 センコー(本社・大阪市、杉本健司社長)と栗林商船(同・東京、栗林宏𠮷社長)は10月29日、イオン北海道と協力し、RORO船を活用した北海道釧路向けの店舗配送を開始した。栗林商船の苫小牧発-釧路行きの船を活用し、イオン釧路店(釧路町)に一部商品の配送を行う。ドライバーの労働時間削減と、環境負荷低減を両立し、安定輸送を実現する。

海上輸送の流れ

 RORO船が運航する月・木・金・日曜日に、住居余暇商品やヘルス&ビューティーケア商品の「くらしの品」や衣料品の一部商品を配送する。また、食料品の配送でも、物量増加でトラックに積載しきれない場合にRORO船を活用する。
今年5月に実施した実証実験で海上輸送のオペレーションを構築し、本格的に稼働した。来春をめどに釧路市内と厚岸町、根室市内の店舗にも、同様の取り組みを拡大する。
 すべての取り組みがスタートした場合、トラック運行距離は従来の約83%減、二酸化炭素排出量は同55%減の効果を見込む。また、降雪や災害で陸路・鉄道が遮断された場合の輸送(BCP対策)として活用する。