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24/10/29
国交省、軽貨物安全規制で説明会 11月から全国10カ所で
国土交通省は11月15日から、全国10カ所で貨物軽自動車運送事業の新たな安全規制の説明会を開催する。来年4月に軽貨物の規制的措置が適用されることを受けたもので、物流・自動車局安全政策課の担当官が安全対策強化に関わる変更点などを解説する。
来月15日の北海道を皮切りに、来年1月末まで、東北、関東、北陸信越、中部、中国、四国、九州、沖縄で順次開催する。いずれも時間は午後1時半~3時。参加費は無料。後日、説明会の動画は各運輸局のホームページでも公開する。
近年、軽貨物はインターネット通販の拡大で運送需要が高まる半面、安全対策が問題視されている。国交省によると、16年から22年にかけての保有台数1万台当たりの事業用軽貨物自動車の死亡・重傷事故件数は約5割増加し、対策が急務だった。
このため、同省は今春の貨物自動車運送事業法の改正を受け、来年4月からの規制的措置の適用を決定。一般貨物運送とほぼ同じ内容に見直すのがポイントで、個人事業主を含めた全ての企業に対し、安全管理者の選任と講習の受講や、業務記録の作成・保存などを義務付ける。大事故を起こした場合の国交相への報告、特定のドライバーの適性診断受診も義務化する。
説明会は国交省のホームページから申し込むことができる。問い合わせ先は説明会事務局、電話080(5457)1542。メールでの問い合わせも受け付ける。