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24/10/29

佐川×グーグルクラウド、DXで配送効率化へ協定

 佐川急便(本社・京都市、本村正秀社長)は、DXを活用した総合物流機能の強化に向けた戦略的パートナーシップ協定をグーグル・クラウド・ジャパンと締結した。物流業務の自動化・省人化を目指し、新サービス創出につながる次世代物流システムを開発する。
 協業第1弾として、AIを活用したラストワンマイル配送の効率化に取り組む。佐川の配送デジタル基盤を基に、グーグルクラウドやグーグルマップを活用し、将来の集配エリアの最適化やデータ分析による集配予測、人員の適正化を図る。DXの試験導入で、総配達時間や車両台数の削減を検証し、二酸化炭素排出量の削減効果を確認する。
 ラストワンマイル配送の時間・コスト・環境負荷などの課題に対し、佐川はこれまでも、経験を基に繁忙期・閑散期の物量の増減や集配時間を加味して集配エリアを設定してきた。DXを活用し、さらなる省人化・効率化に取り組む。グーグルクラウドのデータ分析基盤を活用し、AIとIoT機器を使って物流を可視化する。