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24/10/28
大成ユーレック、オープントップ仕様の20フィート鉄道コンテナを開発
大成建設グループの大成ユーレック(本社・東京、青木卓社長)は、屋根を開閉できるオープントップ仕様の20フィート鉄道コンテナを開発した。国内の海上・鉄道貨物兼用として初の試み。クレーンによる積み降ろし作業を可能にすることで、建設現場や物流の効率化を目指す。
10月4日、日本通運(同・同、竹添進二郎社長)やJR貨物(同・同、犬飼新社長)と連携し、新たなコンテナを活用した鉄道輸送を開始した。大成ユーレック川越工場(埼玉県川越市)から集合住宅の階段部材を積載し、新座貨物ターミナル駅(埼玉県新座市)ー名古屋貨物ターミナル駅(名古屋市)間を鉄道輸送し、愛知県一宮市まで届けた。
コンテナのデザインは、大成建設グループの作業所仮囲いをイメージしている。社名と「エコ」を組み合わせた造語「TAISEI U-LECo」のロゴをあしらい、環境活動の推進を表した。
大成ユーレック、日本通運、JR貨物は今年6月から、鉄道貨物を利用したプレキャストコンクリート部材の輸送を開始し、トレーラー輸送からの転換による二酸化炭素排出量削減や中長距離ドライバーの運行時間短縮につなげた。日本物流団体連合会から評価され、物流環境大賞「低炭素物流推進賞」を共同受賞した。