• 物流企業

24/10/24

F-LINE×T2、自動運転トラック公道実証25年2月開始

 F-LINE(本社・東京、坂本次郎社長)は2025年2月、関東―関西間の高速道路の一部区間で、T2(同・同、森本成城代表取締役CEO)が開発する自動運転トラックの公道実証を開始する。持続的な加工食品物流を支える新たな輸送形態を共創する取り組み。「レベル4」自動運転トラックによる幹線輸送に向けて、効果的な輸送業務を実証する。
 往路は川崎市から兵庫県西宮市へ、復路は大阪府八尾市から埼玉県三郷市へ、それぞれF-LINEの物流センター間で運行する。親会社の食品メーカー5社(味の素、ハウス食品グループ本社、カゴメ、日清製粉ウェルナ、日清オイリオグループ)の製品を積載する。
 特定条件下でシステムが全て操作するレベル4自動運転による幹線輸送の導入の可能性・効果の実証実験として、今回はドライバーが乗車するレベル2相当で行う。貨物を積載した幹線輸送での自動運転の走行ルート・走行リードタイムを検証する。また、想定した業務パターンの有効性を検証する。
 F-LINEの坂本社長は「ドライバー不足が顕在化する中、(加工食品の安定供給に向けて)自動運転トラックは有力な手段の一つ。持続的な加工食品物流の新たな基盤づくりを目指す」とコメントした。

F-LINEの拠点で、T2の自動運転トラック

坂本F-LINE社長(右)と森本T2CEO