- 荷主
24/10/23
三菱食品、事業分割で物流子会社25年4月事業開始へ
三菱食品(本社・東京、京谷裕社長)は11月、完全子会社の「ベスト・ロジスティクス・パートナーズ」を設立する。物流事業を会社分割で承継し、2025年4月に事業を開始する。長年培ってきた物流運営のノウハウ・現場管理力と、近年導入に力を入れているデジタル技術を融合させる。
新会社は東京都文京区に本社を置き、資本金は1億円。三菱食品が100%出資する。三菱食品の執行役員でSCM統括・統括オフィス室長の小谷光司氏が社長に就任する。売り上げ規模は、三菱食品向けを含めて1889億円となる見込み。
三菱食品が日本の食のインフラを支える事業基盤の強化に取り組む中、ロジスティクス機能は長年、卸事業を支える重要な役割を果たしてきた。ドライバーの労働規制強化に伴う物流2024年問題、顧客ニーズの高度化・複雑化で物流の持続可能性が大きな社会課題となる中、ロジスティクスを事業成長のけん引役と位置付け、新会社で食品以外の分野にも事業を展開する。