- 行政・業界団体
24/10/23
新・標準的な運賃、全ト協が解説書公開 計算シートなど盛り込み
全日本トラック協会(坂本克己会長)は10月17日、新・標準的な運賃の解説書を公開した。今年3月に告示された標準的な運賃の内容を盛り込んだ。
人件費など運送原価の上昇で運賃表を平均約8パーセント引き上げたことや、燃料サーチャージの基準を100円から120円に見直したことを踏まえた計算方法を解説。30分ごとの待機料見直しや、新設された積み降ろし料、共同輸配送を念頭に設定された個建て運賃の算出方法も盛り込んだ。
同日、新・標準的な運賃計算シートや原価計算・運賃表作成シート、新・標準的な運賃のパンフレットも公開。今後、個建て運賃や速達割り増しといった諸料金の割り増し計算も可能なシートも作成予定で、「運送企業の適正運賃収受に向けたさらなる支援を図っていく」(全ト協)。