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24/10/22

トランコムとAZ-COM丸和、12月末までに資本提携を解消へ

 トランコム(本社・名古屋市、神野裕弘社長)とAZ-COM丸和ホールディングス(同・埼玉県吉川市、和佐見勝社長)は12月末までに、両社の結ぶ資本提携を解消する。トランコムが9月から実施しているMBO(経営陣が参加する買収)を受けて決定。MBOの一環で行われる株式公開買い付け(TOB)が成立した場合、資本提携を解消する。業務提携は従来通り継続する。
 両社は2018年に経営資源・ビジネスモデル・ネットワークなどの相互活用を目的に資本・業務提携を締結し、5億円を目安として相互に株式を取得していた。
 トランコムは、24年9月からのMBOの一環で、米投資ファンドのベインキャピタル系BCJ-86がトランコムに対するTOBを開始したことを受けてAZ-COM丸和と協議。AZ-COM丸和はTOBに参加し、株式を全て売却し、TOB成立の場合、12月末までにトランコムはAZ-COM丸和の株式を全て売却し資本提携を解消する。TOBが成立しない場合は、資本提携は解消しない。