• その他

24/10/21

ガウシー、立体型仕分けロボ「オムニソーター」に「食品モデル」

 ガウシー(本社・東京、桜井進悟社長)は、立体型仕分けロボット「オムニソーター」に、食品物流向けの新機能を追加した。冷凍・冷蔵・常温の3温度帯に対応する「食品モデル」で、今秋にも三菱食品の4拠点、南日本運輸倉庫の3拠点で導入される。
 オムニソーターの自動仕分けに加え、DAS(デジタルアソートシステム)機能による間口への直接仕分けも同時に行えるため、生産性の大幅アップに貢献する。仕分け能力は1時間当たり2000~2500個。耐衝撃性が低いものやサイズが大きくオムニソーターでは流しづらいものも仕分けできる。
 また、3辺サイズ制限以内なら、複数の商品を同時に仕分けられる。複数商品の同時投入もボール単位での仕分けも可能。特に企業間での店舗向け仕分け・飲食店向け仕分けでの活用を見込む。
 食品物流のバラ仕分け作業は、限られた床面積・多仕分けと短納期・人手不足という3つの課題を抱えている。集荷時間までに膨大な仕分け作業を完了しなければならない一方、倉庫内に十分な作業スペースを確保するのが困難なケースが多い。また、人件費の高騰やベテラン作業員の離職などの問題に直面している。

自動仕分けとDAS仕分けを同時に行える