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24/10/16

ヤマトHD、英国の宅配テック企業に出資

 ハイブドの配送用EV

 ヤマトホールディングス(本社・東京、長尾裕社長)は、英国で宅配サービスを手掛ける物流テックのハイブドに出資する。データを起点とした効率的な配送やサステナブル(持続可能)で先駆的な取り組みを評価した。
 ハイブドは2021年8月設立。ロンドンに本社を置き、配送車両は全てEV。高度なデータ分析技術と最先端のソフトウエアを活用した宅配便サービスを提供している。独自のデータベースと機械学習やアルゴリズム(計算方法)で、全ての荷物データをリアルタイムに把握・分析する。最適化された配送コース別仕分けや配送ルート組み、リアルタイム追跡が可能という。
 ヤマトHDがベンチャーへの投資を目的に設立したファンド(基金)「クロネコイノベーションファンド2号」を通じて出資する。出資先にハイブドを組み入れ、両社が持つ技術と知見を相互に提供し合い、さらなる事業の成長に取り組む。