- 物流企業
24/10/15
NXHD、AI活用の需要予測モデル構築へ
NIPPON EXPRESSホールディングス(本社・東京、堀切智社長)は、AI活用による物流現場の最適化に向けた実証実験を開始した。顧客の商品販売データとNXグループの物流実績データをかけ合わせ、より精緻な需要予測モデルを構築する。
流行の移り変わりが早く、需要の予測が難しい小売業界などを中心に、販売物流領域の効率化に取り組む。小売業の荷主が持つ商品の販売計画・実績データ・調達情報・イベント情報と、NXグループが持つ物流実績データを基幹システムに集約し、AIを活用して類似業務に活用可能な需要予測モデルを開発する。出荷計画や戦力調達、作業計画について、余剰戦力の削減など資源の最適配置に向けた効果検証を行う。物量予測の精度を向上させ、さまざまな拠点での作業人員配置の自動化を目指す。
NXグループは、DXを重要課題の推進のけん引役の一つと位置付け、デジタルを活用して業務を効率化・省人化するデジタル化と事業領域のDXを両輪で進めるDX戦略を掲げている。サステナブルな(持続可能な)物流構築に向けて最新のテクノロジーを活用し、顧客の事業拡大を後押しする。