ＮＸＨＤ、ＡＩ・ロボット活用の農業スタートアップのアグリストに出資

　ＮＩＰＰＯＮ　ＥＸＰＲＥＳＳホールディングス（本社・東京、堀切智社長）は９月30日、グループ投資ファンド（基金）のＮＸグローバルイノベーション投資事業有限責任組合が農業スタートアップのアグリストに出資した。ＡＩ・ロボットを活用して次世代農業を推進する企業に出資し、農業の生産・流通・消費の課題解決に取り組む。
　アグリストは2019年に設立。ＡＩを活用した農業用ソフトウエア・自動収穫ロボットの開発や、それらを活用した効率的な園芸ハウスの販売を手掛けている。
　ＮＸＨＤは提携を通じて、山梨県北杜市で農業を手掛ける子会社ＮＸアグリロウの農場での次世代農業、地方自治体と連携した共同実証プロジェクト、ＮＸグループのグローバルネットワークを活用した米国、中国、インド、アフリカなどへの自動収穫ロボットの輸出などに取り組む。
　世界の農業は地球環境と食料安全保障で多くの課題があり、日本でも人材の高齢化と労働力不足で食料自給率の低下が懸念される。ＮＸＨＤはアグリストへの出資により、農業の課題解決に取り組む。