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24/10/08

いすゞ、伊藤園のルート営業でEVトラックの運用・エネマネ実証開始

伊藤園のロゴをあしらった「エルフEV」

 いすゞ自動車(本社・横浜市、南真介社長兼COO)は10月、飲料事業の伊藤園、電力サービスのアイ・グリッド・ソリューションズと連携し、いすゞのEVトラック「エルフEV」の運用と施設エネルギーマネジメントの両立に向けた実証実験を開始した。適切な充電計画や充電制御による電力ピーク(最大電力)シフトなどを検証し、複数台を導入する際の課題解決を目指す。
 エルフEVでルート営業を行う伊藤園の浅草支店(東京都台東区)で、いすゞが提供している商用車情報基盤「ゲーテックス」と、アイ・グリッドのエネルギーマネジメント(管理)システムを連携させる。配送計画と施設の電力需要に基づいた充電計画の策定、車両側での充電制御について実地検証する。
 EVトラックの導入では、充電計画の複雑化や施設の電力需要がピーク値を超過することによる基本料金の増大などが課題となっている。いすゞは2025年9月までの同実証を通じ、商用EV導入サポート「イービジョン」のさらなるサービス拡充を図る。