- 物流施設
24/10/07
日本GLP、熊本大津に近鉄ロジ専用施設25年10月しゅん工
日本GLP(本社・東京、帖佐義之社長)は2025年10月、「GLP熊本大津」を熊本県大津町にしゅん工する。半導体やパソコン・サーバーなどの輸送を手掛ける近鉄ロジスティクス・システムズが専用施設として活用する。
所在地は熊本県大津町杉水3713ノ1ほか。敷地面積は約6400平方メートル。耐震鉄骨造4階建てで、延べ床面積は約1万3200平方メートル。
ボックス型施設で、荷物用エレベーターと垂直搬送機を設け、施設内の効率的な物流オペレーションをサポートする。床荷重は1平方メートル当たり1・5トンで、重量物にも対応する。また、全館空調を設けて従業員の快適な就労環境を整備する。
熊本空港から約7キロメートル、九州縦貫自動車道の熊本インターチェンジ(IC)から約11キロメートル、益城熊本空港ICから約16キロメートルに位置し、九州全域への広域配送拠点として優れた立地条件を備える。
日本GLPが熊本県で開発する初の物流施設。台湾の半導体企業TSMCや半導体製造装置メーカー東京エレクトロンなどが集結する半導体産業団地の近隣にしゅん工する。地域では関連部品や精密機械を保管するための先進的物流施設への需要が高まっており、近鉄ロジスティクス・システムズは九州での半導体戦略の旗艦拠点として同施設を運用する。