- 物流企業
24/10/04
川崎汽船、ケイラインロジ持ち株会社47%を上組に譲渡 国際物流で協業
川崎汽船(本社・東京、明珍幸一社長)は上組(同・神戸市、深井義博社長)と国際物流で協業する。連結子会社で国際物流を手掛けるケイラインロジスティックスの全株式を保有する持ち株会社を設立した上で、2025年4月1日をめどに同社株式の47パーセントを上組に譲渡。ケイラインロジが60年以上にわたるフォワーディング事業で築いた国際物流ネットワークと、上組の物流ノウハウ、営業資産を活用し、コントラクトロジスティクス(在庫管理・流通加工などを含む包括的な物流の長期請負)を強化して、国内外でのさらなる成長を目指す。
川崎汽船と上組は9月27日、新たに設立するケイラインロジの持ち株会社「KLKGロジスティックスホールディングス」の株式譲渡契約書を締結した。KLKGロジは資本金を1000万円とし、来年4月1日時点で出資比率を川崎汽船53パーセント、上組47パーセントに。本社は川崎汽船と同じ東京都千代田区内幸町2ノ1ノ1に置く。
ケイラインロジは1960年設立。資本金6億円で、24年3月末現在、出資比率は川崎汽船95・96パーセント、川崎重工業4・04パーセント。連結従業員数は1630人。連結売上高は435億円。航空・海上輸出入業務の代行業、通関業、第一種・第二種利用運送事業などを手掛け、川崎汽船グループで物流事業の中核的役割を担ってきた。