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24/09/30

ネクスコ東日本、9月28日から佐野SAで長距離中継輸送の実証実験

 東日本高速道路(=ネクスコ東日本、本社・東京、由木文彦社長兼CEO)は9月28日から10月4日まで、東北自動車道下り線の佐野サービスエリア(SA、栃木県佐野市)で佐川急便と協力して長距離輸送でのドライバー交替の実証実験を行っている。ドライバー交替による中継輸送の効果と課題を検証し、トラックドライバーの残業上限規制に伴う2024年問題の課題解決に寄与する。
 期間中、1日1便、朝6時台に実施。京都府から福島県までの680キロメートルの長距離輸送が対象。関西―佐野SA間では、ドライバーは第二京阪道路の八幡東インターチェンジ(IC、京都府八幡市)から高速道路に乗り、東北道佐野SAで交替し、営業所に向かう。拘束時間は約13時間。一方、佐野SA―東北間では、営業所を出たドライバーは佐野SAで関西から来たトラックのドライバーと交替し、矢吹IC(福島県白河市)で高速道路を降りる。
 運用時のSA・PA内の安全性や物流企業の運行計画上の実現性などの課題も確認し、来年3月ごろまでに運用上のルールを整理・策定し、その後の運用を目指す。
 また、高速道路のSA・PA内でのドライバー交替に関するニーズを把握する企業アンケート調査を9月30日~11月28日まで実施。アンケート調査のURLは、https://www.net-research.jp/1245491/

実験イメージ

 

実証実験でのドライバー交替場所