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24/09/27

アクティオグループ、物流協議会10月に設立

 建機レンタルなどを行うアクティオホールディングス(本社・東京、本山博史社長)グループで物流を手掛けるアクティオトランスポートは10月1日、「アクティオグループ物流協議会」を設立する。AZ-COM丸和・支援ネットワークや保険を扱うユニバーサルが協力し、ドライバー不足や環境負荷低減を実現する。
 物流企業の参加を求めるため、会員に対してはメリットを提供する。具体的には、①受注の拡大・安定化②利益改善・キャッシュフロー改善③保険手配・事故対応④福利厚生⑤経営支援――の5つ。
 例えば受注の拡大・安定化では、会員に対し継続的・安定的な発注増をするとともに、発注量予想情報を提供。帰り便の空車情報の共有も図る。利益改善では、共同購入などスケールメリットを生かした活動を実施。そのほか、安全講習会の実施や人事育成セミナーなども行う。
 積み合わせや帰り便の活用、共同配送などを行い、建機レンタル業界の輸送効率を向上させる。また、鉄道や船舶などの多様な運送手段の組み合わせ、デジタル技術を駆使した受発注・買い掛け売り掛け処理の自動化、需要予想、在庫配置の最適化、配車マッチング、GPSによる荷物追跡などで、物流の効率化・スマート化を進める。
 アクティオHDは、社会課題への対応と二酸化炭素排出量削減などを通じ、社会の持続的成長に貢献する考え。なお同協議会は、ホームページを10月1日に開設する。