- 物流企業
24/09/26
ヤマト運輸、ショップラインが配送API連携を開始
ヤマト運輸(本社・東京、長尾裕社長)は9月25日、ECサイト構築サービスのショップラインが「配送API連携」を開始した。ショップラインを利用する国内EC事業者の配送業務の負担軽減に向けて、二次元コードによる発送や匿名配送、集荷予約などの機能を提供する。
配送API連携は、二次元コードをかざすだけで宛名書きや送り状の作成が不要となるサービス。コンビニエンスストアやPUDOステーションから荷物の発送もできる。運賃はAPI利用事業者へ一括請求となるため発送時の支払いは不要で、匿名配送にも対応する。
国内のEC市場が拡大傾向の中、物流業界の人手不足問題や気候変動の緩和に向けて、環境に配慮した配送ニーズも高まっている。配送はヤマト運輸が「カーボンニュートラル配送」として提供する「宅急便」を活用し、気候変動対策に貢献する。
EC利用者の利便性を向上させる機能やサービスを自社でシステム開発するのは難しく、これまで特に中小規模のEC事業者にとっては導入のハードルが高くなっていた。