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24/09/24
NTTロジ、店舗在庫移動支援サービス「スマートエスアール」を開始
NTTロジスコ(本社・東京、中江康二社長)はこのほど、店舗間の在庫移動を支援する「スマートエスアール」を開始した。データに基づいて在庫返却と再配分指示を自動で作成するサービスで、事務稼働削減や販売機会損失回避による売り上げ最大化につなげる。
新サービスは、店舗間で在庫量の偏在が生じた商品について、標準化された論理で過剰・過少を判定し、店舗ごとに在庫保有日数を均一化する返却・再配分指示を自動作成する。店舗の返却作業負担を考慮し、店舗の返却アイテム数の上限値を設定可能。また、倉庫を経由することで、店舗は商品をまとめて返却できる。商品は商品別・カテゴリー別に仕分けして在庫が不足する店舗に配送するため、店舗は商品を陳列しやすい形で受け取れる。
NTTロジは、納品平準化サービスの「スマートリプ」を通じて、倉庫から店舗への補充指示の高度化と自動化により、店舗の在庫適正化と欠品削減、物流効率化に大きく貢献してきたが、在庫消化率向上や廃棄量削減など持続可能性の点から、倉庫から店舗への補充完了後の店舗間在庫移動が小売業の経営上重要となっている。一方で、店舗間の在庫移動は指示作成や店舗での返却作業に負担がかかるため、負担解消のため新サービスの提供を決めた。