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24/09/18

ハピネット、千葉県市川市の物流施設をリニューアル 省人化を推進

省人化・自動化機器を導入した市川ロジスティクスセンターの外観

 玩具やビデオゲーム、カプセルトイなどを扱う卸のハピネット(本社・東京、榎本誠一社長)の子会社で物流を手掛けるハピネット・ロジスティクスサービスは9月2日、千葉県市川市の「市川ロジスティクスセンター」をリニューアルし稼働開始した。自動保管設備とロボット技術を導入し、省人化・自動化を推進し働き手不足に対応する。
 ダイフク製のケース立体自動倉庫「ファインストッカー」を導入。スタッカークレーンが商品の入ったコンテナや段ボール箱を棚に自動で運び、最大2万2000個のケースやオリコン(折り畳みコンテナ)を収納する。また、椿本チエイン製の自動仕分け機を商品JANコードの自動読み取り機能が追加されたものに入れ替えた。作業が効率化・簡略化され、同時に178店舗分、1時間当たり1万3000個の商品を仕分ける。
 他にも、椿本チエイン製の小型AGV(無人搬送車)と「シャッターアソートシステム」を導入し、40台以上の小型AGVが9000個の商品を作業者の元に運び、作業者が必要な数量をシャッターアソートステムに投入する。
 2001年からハピネットの物流機能の中心として稼働していた市川ロジスティクスセンターは機械の老朽化が進んでいたことから、ハピネット・ロジはさらなる自動化・省人化・効率化を実現することが必須と考えリニューアルを決めた。

ケース立体自動倉庫「ファインストッカー」

小型無人搬送車で搬送する自動出荷システム「T-キャリーシステム」