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24/09/18

丸紅ロジなど4社、国内用レンタルパレットの循環を国際物流に拡大

海外用パレットに積み替えず、国内用パレットで製品の輸出入や出荷が可能

 丸紅ロジスティクス(本社・東京、五島洋一郎社長)と日本パレットレンタル(=JPR、本社・東京、二村篤志社長)は、国内用レンタルパレットのラウンドユース(循環利用)の枠組みを国際物流に拡大する。9月、日本と中国の荷主2社の輸出入マッチングによるパレット循環の取り組みを本格的に開始した。
 日用品メーカーのファイントゥデイが日本から中国へ製品を輸出する際、日本国内の物流で使用しているJPRのレンタルパレットに積載して海上輸送する。中国で荷降ろし後、空パレットは新設したJPRデポに一時保管。大衆薬メーカーのケンビューの日本法人JNTLコンシューマーヘルスが中国から日本へ製品を輸入する際、需要に応じてデポからパレットを供給する。製品を積載して海上輸送し、輸入後もそのまま各取引先に出荷できる。荷降ろし後の空パレットは再び、日本国内、中国との輸出入時に循環利用する。
 輸出入の各種物流手配は、主に丸紅ロジが担う。JPRレンタルパレットの国内の空パレット共同回収システムを国際物流の枠組みとつなげる。海外用パレットへの積み替え作業や空きパレットの輸送などを削減し、輸出入の効率化を後押しする。
 丸紅ロジは今後、中国以外の国際物流にもパレット循環の仕組みを拡大する。商材・物量・輸送エリアなどの親和性が高い企業の参画を呼びかけ、業界をまたいだサプライチェーン最適化を目指す。

日本・中国間のパレットラウンドユースの概要