セブン＆アイ、９月26日「デニーズ」定番メニュー値上げ　物流費も一因

　セブン＆アイ・フードシステムズ（本社・東京、小松雅美社長）は９月26日、運営するファミリーレストラン「デニーズ」の商品の約４割を30～70円値上げする。原材料価格、エネルギーコストに加え、物流費の高騰が影響した。
　１年６カ月ぶりに定番メニューをリニューアルし、計53品で商品力の向上を図る。サラダは、使用する野菜を全て国産とする。パスタは、新たな食材を導入して具材感を高めるほか、メニュー数も増やす。メニューブックは、イラストレーターの江口寿史さんが手掛ける新たなデザインに刷新する。
　これまで取引先と連携してコスト軽減に努めてきたが、昨今の情勢から４割弱の商品の価格改定に踏み切った。一方、人気メニューとなっているモーニング・ランチ時間帯の「日替りプレート」などは価格を据え置く。