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24/09/17

SBS東芝ロジ、キヤノンITSの定額制EDIサービス導入しコスト削減

 SBS東芝ロジスティクス(本社・東京、金沢寧社長)はこのほど、キヤノンITソリューションズ(=キヤノンITS、本社・東京、金沢明社長)が提供する定額制EDIサービス「EDIマスタークラウド」を導入した。大容量データの運用コストを、従来の従量課金制に比べ5分の1に削減する。
 導入したのは、大容量データでも定額制で利用でき、自社運用が容易なEDIサービス。通信・変換・運用などEDIの基本機能をクラウド上で提供するだけでなく、システム連携やEDI業務運用サービスも提供する。
 SBS東芝ロジは、これまで東芝グループが保守・運用するEDI基盤を利用してきた。一方、2020年にSBSホールディングスに傘下入りしたことで、自社でEDI基盤の導入が必要となり、23年12月に外部EDIサービスを導入したが、月間取引データ量による従量課金制で費用が毎月変動し、利用料が高額だった。限られた社内リソースで顧客の多様な要件に応えながら運用を続けることにも不安があった。
 新サービス導入で、運用コストを以前の5分の1に削減。キヤノンITSによる導入支援や操作方法・設定手順のトレーニングを受け、5カ月の短期間で導入にこぎつけた。また、設定・操作がシンプルで操作性に優れ、限られた社内リソースでも設定・保守・運用が可能に。取引先とのスムーズなEDIでの調整が可能となり、新規取引開始までのリードタイムを短縮した。
 SBS東芝ロジは今後、より安全で安定したEDI運用体制を整え、サービスをグループ向けに提供することも構想している。

SBS東芝ロジによるキヤノンITS「EDIマスタークラウド」の利用イメージ