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24/09/17
トヨタL&F、新型燃料電池フォークの2・5トン積みタイプを発売
豊田自動織機(本社・愛知県刈谷市、伊藤浩一社長)のトヨタL&Fカンパニーは9月17日、新型燃料電池フォークリフトの2・5トン積みタイプを発売した。稼働時に二酸化炭素を一切排出しない環境性能と、約3分で水素燃料充てんが完了する高い利便性を備えるフォークリフトで、カーボンニュートラルと水素社会の実現に貢献する。
新型燃料電池フォークリフトは、定格荷重2・5トン、全長3360×全幅1170×全高2105ミリメートル、車両重量3910キログラム。充てん時間は約3分で、1回の充てんごとに8時間連続稼働が可能な仕様。稼働中は一切二酸化炭素を排出しない。また、交流100ボルトコンセントを搭載し、1回の充てんで1キロワット×15時間の電力供給が可能。災害による停電など非常時の電源として活用できる。標準仕様車の希望小売価格は1164万2000円(税別)。環境省や地方自治体の各種補助金にも対応している。
トヨタL&Fは、2022年発売の1・8トン積みタイプに搭載のシステムをベースに新たに開発。耐久性を向上し、システムコストを低減した。水素利活用の伸展が見込まれる工場や空港など、稼働時間が長く、使用頻度が高い現場を中心に普及を目指す。