• 物流企業

24/09/13

ヤマト運輸ら、無人ロボットで宅配便ロッカーを消費者のそばに

実証実験で導入されるオープン型宅配便ロッカー「プドーステーション」を搭載した無人自動配送ロボット

 ヤマト運輸(本社・東京、長尾裕社長)など3社は9月11日、北海道石狩市で無人自動配送ロボットにオープン型宅配便ロッカーを搭載した移動型宅配サービスの実証実験を開始した。増加する宅配個数に対応したラストワンマイルの配送体制構築につなげ、効率的な配送サービス実現の可能性を探る。
 京セラコミュニケーションシステム、オープン型宅配便ロッカー「プドーステーション」を運営するパックシティージャパンと協力して行う。9月11日~10月下旬の午前9時から午後9時まで、石狩市緑苑台東地区で行う。利用には、ヤマト運輸の個人向け会員サービス「クロネコメンバーズ」の登録が必要。
 

実証実験のサービスフロー

 

 利用者は、配達予定通知で受け取り場所を「配達便ロッカー ヤマト運輸緑苑台実証実験用」を選択。ロボットが自宅付近の宅配ポイントに接近すると通知が届き、荷物を受け取ることができる。
 実証実験を通じて、利用者の多様化するライフサイクルへの対応や、無人自動配送ロボットの実用化の検証を進める。