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24/09/13

東京都、「東京港オフピーク搬出入モデル事業」を実施

 東京都は2024年9月から25年2月まで、東京港に出入りするトラックの混雑緩和に向けたモデル事業を展開する。午後や夕方に集中するトラックの来場時間を分散化し、コンテナターミナルのゲート前混雑解消を加速する。
 クボタを代表に、本田技研工業、コマツ、三桜工業、白石カルシウム、鶴見製作所、吉田運送、みなと運送、鈴与、日新が参加する。また野村総合研究所がプロジェクトの検証や支援を行う。
 日中に各荷主企業と荷主最寄りデポ間の移送を実施。道路混雑の少ない夜間に、荷主最寄りデポと東京港デポの移送を実施する。東京港の混雑が少ない午前中に、東京港デポとコンテナターミナル間の移送を実施する。
 また、複数企業間での、シャーシの共同利用も検討する。各社のコンテナ発着情報を物流企業合同が共有。行き帰り荷の事前マッチングで、車両効率を向上する。
 港湾エリアの混雑解消や、運送会社とドライバーの負担の軽減、車両回転率の向上、安定的なコンテナ輸送の確保、CO2(二酸化炭素)削減による環境への貢献などを実現する。