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24/09/12

トランコム、ANAと国内10空港で空陸一貫輸送サービス

 トランコム(本社・名古屋市、神野裕弘社長)は8月、全日本空輸(=ANA、同・東京、井上慎一社長)と連携しパレット単位の航空貨物輸送サービスを国内10空港で開始した。昼間の航空便の貨物スペースの空きを活用し、求荷求車サービスと組み合わせる。集荷から納品までの空陸一貫輸送を提供する。

「ソラパレ」の運用例

 「空飛ぶパレット『ソラパレ』」は、新千歳・羽田・伊丹・広島・松山・福岡・熊本・長崎・鹿児島・那覇の10空港で展開。トランコムが、全行程を一括で手配する。各空港と全国を結ぶネットワークを生かし、短いリードタイムでの輸送を目指す。
 トランコムの求荷求車サービスで、トラックの空車情報を荷主とつなぐ。ANAの国内旅客定期便の昼間帯限定の床下貨物空きスペースを有効活用し、トランコムが手配した車両で集荷・空港搬入および空港搬出・納品を行う。
 集荷から納品までのパレット当たりの料金をエリアごとで設定し、トラック1台に満たない少量の物量でも無駄のない輸送が可能という。最短で当日中に納品できるワンストップな輸送で、荷主の物流2024年問題への対応を後押しする。