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24/09/12

JR東、駅の多機能ロッカーで9月19日から「発送」も

 JR東日本(本社・東京、喜勢陽一社長)は9月19日、首都圏の駅構内などに設置している多機能ロッカー「マルチエキューブ」で、新たに発送サービスを開始する。駅のロッカーから、宿泊先のホテルや自宅などに手荷物を配送できる。予約・預け入れ・受け取りに発送を加えた「1台4役」にロッカー機能を拡充し、駅の物流拠点化を進める。

「マルチエキューブ」の機能に「発送」を加えた

 発送サービスはホテル向けに荷物を送る手ぶら観光サービスと、どこにでも送れる通常の発送の2種類。いずれも事前に専用サイト「マルチエキューブWEBサイト」で予約・決済が必要となる。
 「ロッカーホテル即配サービス」は、ロッカーに預けた荷物を指定ホテルに当日配送できる。ロッカーに荷物を預け入れて手ぶらで観光・出張先をまわり、そのまま宿泊先のホテルで荷物を受け取れる。東京・新宿・上野・品川・池袋の各駅のマルチエキューブからの発送で、東京23区内および浦安市内の約500カ所のホテルでの受け取りが対象。
 「ロッカーどこでも配送サービス」は、ロッカーに預けた荷物を指定場所に配送できる。観光で土産などの手荷物が増えてしまった場合も、ロッカーに荷物を預け入れて手ぶらで帰宅し、自宅で受け取れる。東京駅・新宿駅のマルチエキューブからの発送で、国内の指定住所(一部地域を除く)での受け取りが対象。
 JR東は9月10日現在、東京駅や新宿駅をはじめとする116駅に計262台のマルチエキューブを設置している。2026年度までに、首都圏の駅構内を中心に「駅ソト」、レジャー施設、商業施設なども含めて全国で約1000台3万口の展開を目指している。