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24/09/10

ナビタイム、「トラックカーナビ」で気象防災ルート検索を提供開始

 ナビタイムジャパン(本社・東京、大西啓介社長)は9月9日、トラック専用カーナビアプリ「トラックカーナビ」で「気象防災ルート検索」の提供を開始した。悪天候が予想される場合に該当エリアを避けたう回ルートを提案する機能で災害を回避し、ドライバーの安全確保につなげる。
 新機能は、ルート検索条件設定で「大雨を回避」をオンにしておくと、ルート検索時に運行ルート上に、輸送中止を検討するべきとされる1時間に30ミリメートル以上の大雨が予想される場合に、該当エリアを回避するルートを提案・道案内する機能。画面上で通常のルート検索結果との比較が可能で、う回による所要時間や距離の変化を確認し、運行ルート決定判断の一助とする。ルート案内中も大雨情報を即時に考慮するリアルタイムリルート機能も搭載する。
 トラックカーナビでは、国土交通省が通達する「台風等の異常気象時下における輸送の目安」に沿った自然災害時の防災機能の開発に取り組んでおり、2021年9月には「地点の気象警報情報」と「トラック防災手帳」、22年1月には「防災チェッカー」と「防災ガイダンス」を提供してきた。今回は防災機能の第3弾として開発した。
 まずは新機能をiOS(基本ソフト)向けアプリで先行して提供。アンドロイドОS向けアプリは9月下旬に提供する。