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24/09/10

オカムラ、パレット保管システムの「サイビスター自動倉庫タイプ」発売

 オカムラ(本社・横浜市、中村雅行社長)は9月、パレット保管システムの新タイプとして、「CYBISTOR(サイビスター)自動倉庫タイプ」を発売する。ラック内を走行するシャトル(搬送台車)とスタッカ―クレーンを組み合わせ、入庫・保管・出庫を自動化する。フォークリフトよりも高所までパレットを運んで格納でき、高密度保管が可能となる。生産・流通現場のスペース不足・人手不足の解消に貢献する。
 従来のフォークリフトタイプとは異なり、スタッカークレーンが各レーンへの入出庫やシャトルのレーン移動を担う。自動化で荷物の取り違え・落下などの人的エラーを削減する。また、コンベヤーやAMR(自律走行搬送ロボット)・AGV(無人搬送車)と連動することで、前後の搬送工程も自動化できる。製造ラインとの直結や24時間稼働にも対応する。
 高密度保管で、食品・飲料品・日用品・原材料などの少品種大量保管の業種・業態のニーズに応える。入出庫に使用するクレーンの位置や台数は、現場の要件や運用、レイアウトに合わせて柔軟に設定できる。
 オカムラは2015年、シャトルのレーン移動にフォークリフトを使う「サイビスタ―・フォークリフトタイプ」を発売した。新たに自動倉庫タイプをラインアップに加え、運用や要件に応じたタイプの選択が可能となった。

シャトル(搬送台車)

パレット保管システム「サイビスター自動倉庫タイプ」(イメージ)