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24/09/10

東急不、物流DXの実験施設「R&Dセンター」を本格稼働

本格稼働するR&Dセンターの区画

 東急不動産(本社・東京、星野浩明社長)はこのほど、大阪府茨木市で物流DXの実証実験を行う「R&Dセンター」を本格稼働する。画像処理技術や自動搬送システムを提供するフォクスターや、NTTコミュニケーションズと連携して、自動化機器と通信の実証実験に取り組む。
 R&Dセンターの所在地は、大阪府茨木市蔵垣内、東急不が運営する「ロジック南茨木」内。入庫・出庫に必要なさまざまな自動化機器を活用したシステムの検証、ローカル5Gなどの新通信技術の検証と次世代搬送システムの開発、フォクスターによるAMR(自律走行搬送ロボット)の開発・改良、ロジック南茨木内に入居する荷主へのAMRシステム導入と効果検証を行う。
 人口減少やドライバーの労働規制強化に伴う2024年問題を背景に、より一層の効率的な倉庫運営と作業省人化が求められる中、物流業界や製造業のDXを促進し、全体最適な物流システム構築と提案を行う体制を目指す。
 東急不は、物流自動化や工場自動化を検討する物流企業に向け、24年9月17日からR&Dセンターを公開する。見学申し込みフォームは、https://www.phoxter.co.jp/rd