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24/09/09
NEC、生成AI活用の通関業務支援システムを開発
NEC(本社・東京、森田隆之社長兼CEO)は、生成AIの大規模言語モデルを活用した通関業務支援システムを開発した。煩雑なHSコードの特定をサポートし、通関士のノウハウや知識の伝承に貢献する。
システムにアイテム名を入力することで、HSコードの候補を提示して特定を後押しする。特定に向けた情報が不足する場合も、生成AIが情報を補う。
HSコードは、世界共通の輸出入統計品目番号。通関士が適切なHSコードを付与することで輸出入品を分類する。数が膨大で分類も複雑なため、特定にはベテランの知識や経験が必要となっている。さらに近年は輸出入件数が増加傾向で、1人当たりの業務負荷が高まりつつあり、属人化の解消が課題となっている。
NECは同技術の特許を出願中。また、2025年度をめどにシステムの提供を開始する。