大和ハウス、27年度 埼玉県宮代町にイオンネクスト専用施設を稼働

2027年度に埼玉県宮代町で稼働するイオンネクスト専用冷凍・冷蔵物流施設「ＤＰＬ久喜宮代Ⅱ」の外観パース

　大和ハウス工業（本社・大阪市、芳井敬一社長）は2027年度、埼玉県宮代町に冷凍・冷蔵物流施設「ＤＰＬ久喜宮代Ⅱ」を稼働開始する。ネットスーパー「グリーンビーンズ」を運営するイオンネクスト専用施設。
　新施設の所在地は、埼玉県宮代町和戸横町２ノ１・２。敷地面積は８万7051平方メートル。耐震構造・鉄骨造３階建てで、延べ床面積は５万8518平方メートル。常温・冷蔵・冷凍の３温度帯対応。イオンネクストはネットスーパーの配送センター「久喜宮代ＣＦＣ」として一棟全体を利用する。ロボットやＡＩを活用し、イオンネクストの施設として最大の配送量を扱う施設となる。
　ロボットやマテハン機器を設置できるよう床の耐荷重性や強度を高める構造を採用。設備に合わせた柱間隔や天井高を確保し、施設全体の機械化・自動化に対応する。ＢＣＰ（事業継続計画）対策として非常用自家発電設備を備える。また、従業員や配送用車両のため約800台分の駐車場と洗車場を設置する。ＪＲ東北本線・東武伊勢崎線の久喜駅から１・７キロメートルと従業員の通勤利便性にも優れる。