• 物流施設

24/09/04

プロロジス、27年秋BTS型物流施設「プロロジスパーク行田」しゅん工

27年春しゅん工の「プロロジスパーク行田」完成イメージ

 プロロジス(本社・東京、山田御酒会長兼CEO)は2027年秋、埼玉県行田市で「プロロジスパーク行田」をしゅん工する。BTS(ビルド・ツー・スーツ=特定企業専用)型施設として開発しさまざまな業種・用途の物流需要に対応する。
 所在地は、埼玉県行田市若小玉。東北道羽生インターチェンジから10キロメートル。行田富士見工業団地拡張地区に開発する。敷地面積は、約6万平方メートル。2~4階建てを想定し、計画延べ床面積は最大約12万平方メートル。着工は26年春。自動車、食品、飲料など幅広い業種を想定し入居者を募集する。
 周辺には、自動車メーカー、食品メーカー、飲料メーカーなどが立地し、生産工場から関東全域、東北地方への広域物流拠点に適している。サプライヤーの門前倉庫としての需要も見込む。
 プロロジスパーク行田では、保管場所の需要が増す化粧品やアルコール類などを保管できる危険物倉庫の併設や、敷地の分割にも対応する。また、ドックシェルター付きの冷凍・冷蔵倉庫や重量物に耐えられる床の仕様、低床バースの採用、天井クレーン設置、倉庫内空調、マテハンやロボットなど省人化対応のための施設設計にも応じる。外構部分は、専用待機場や洗車場など入居企業の要望に合わせた設備設計が可能。
 防災、BCP(事業継続計画)の一環として、緊急地震速報システムや、災害用無線機「ハザードトーク」の導入を計画。施設屋根面には太陽光発電設備の設置を検討している。