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24/09/03

ネクストデリバリーと富岳通運など、山梨県と物流インフラ構築で連携協定

連携協定の締結式で(左から、長崎知事、ネクストデリバリーの田路代表取締役、セイノーラストワンマイルの河合秀治社長、富岳通運の浅沼代表取締役)

 山梨県とエアロネクスト傘下のネクストデリバリー(本社・山梨県小菅村、田路圭輔代表取締役)と富岳通運(同・甲府市、浅沼克秀代表取締役)など3社は8月28日、山梨県での地域物流インフラ構築に向けた連携協定を締結した。平常時だけでなく災害時でも迅速な物資輸送を可能とするフェーズフリーな地域物流インフラの構築を促進し、県民生活や地域経済基盤の強じん化を図る。
 連携協定は、山梨県、ネクストデリバリー、セイノーグループ傘下のセイノーラストワンマイル、山梨県を拠点とする富岳通運で締結。4者で連携して、労働規制強化に伴う2024年問題など地域の物流課題の解決や災害時の物資輸送など防災インフラづくり、その他目的を達成するために必要なことを行う。
 エアロネクストとセイノーホールディングスは、トラックなどの陸上配送にドローン輸送を組み合わせた新スマート物流「スカイハブ」を21年10月から山梨県小菅村で日本で初めて社会実装。またネクストデリバリー、セイノーHD、富岳通運などは23年8月からリレー方式で物流の効率化を図る共同配送を山梨県の小菅村や丹波山村で開始している。
 山梨県知事の長崎幸太郎氏は「協定は山梨県にとっても意義深い。3社と県民生活の強じん化に向けた取り組みを加速する」とコメントした。