• 物流企業

24/08/29

日通、次世代型モビリティを埼玉・加須市の倉庫に導入

 NXグループの日本通運(本社・東京、竹添進二郎社長)は「誰にもやさしい倉庫プロジェクト」の一環として、次世代型モビリティを埼玉県加須市の埼玉支店加須倉庫に導入した。作業者の負担軽減を図り、多様な人材が活躍するサステナブル(持続可能な)社会の実現に貢献する。

倉庫内作業に、WHILLの近距離モビリティを導入

 パートナー企業として、電動車いすなどの近距離モビリティ開発を手掛けるWHILLが協力する。AGV(自動誘導車)、AMR(自律移動ロボット)などの無人搬送機と連携させることで、歩行困難者もピッキング作業などの倉庫内作業を可能にした。
 日通はさらに、ユニバーサルデザインの企画などを手掛けるミライロと提携し、多様な働き方に対する意識の醸成と受け入れの準備を進めている。先進的なロジスティクスロボットや作業補助器具の導入、職場環境の整備を通じて、これまで倉庫で働くことが困難だった人々の障壁を取り除くことを目指す。