福通×ニトリ、関西－九州のニトリＣ間輸送を福通のＷ連結トラックで

　福山通運（本社・広島県福山市、小丸成洋社長）は８月、ニトリホールディングス（同・札幌市、白井俊之社長）との協業をスタートした。28日、ニトリグループの物流子会社ホームロジスティクス（同・同、丸橋雄一社長）の運営する関西－九州のセンター間輸送に、福通のＷ連結トラックを導入。ドライバー不足の解消や、環境負荷低減などの社会課題解決につなげる。

　ホームロジの運営するニトリ関西ＤＣ（神戸市）とニトリ九州ＤＣ（福岡県篠栗町）の幹線輸送を、福通のＷ連結トラックが行う。ニトリのセンターで１台分の荷物を積み、福通の神戸支店・福岡流通センターでトレーラーを連結。福通の対岸支店で後部を切り離し、ニトリのセンターへ荷物を輸送する。

　１人の運転手が運転を担う事で、運行効率は上昇する。また、燃料消費量・二酸化炭素排出量は約40％削減する。
　両社は、今回の連携を皮切りに、協業を拡大する。Ｗ連結トラックの導入経路拡大はもちろん、鉄道などを活用したモーダルシフトも検討。輸送効率の向上と、持続可能な社会の発展に貢献する。