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24/08/28
アダストリア、AMR活用でアパレル物流の搬送自動化へ
アパレル大手のアダストリア(本社・東京、木村治社長)は9月、茨城県常総市の大型物流拠点「アダストリア常総DC」で、AMR(自律走行搬送ロボット)による搬送自動化の実証実験を開始する。自動化機器を導入し、効率的で働きやすい物流オペレーションを目指す。
Roboware社のAMR「Flex600-L」をフォークリフトの代替として位置づけ、入庫~保管、ピック~仕分けの工程間搬送で活用する。業務効率の改善、作業負荷の軽減、人手不足の解消を図り、安全な労働環境づくりにつなげる。
Flex600-Lは耐荷重600キログラムで、重量物の搬送作業を担う。ロボット自身が走行ルートや移動範囲を自律的に判断して貨物を搬送する。また、最新の画像認識技術で人や障害物を検知して回避することが可能で、人との協働を安全に行うという。
アダストリアグループは中期経営計画に掲げる売上成長、業容拡大に向けた物流ネットワークの最適化に取り組み、「〝人〟が主役」をテーマに自動化を進めている。