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24/08/27
ハコブ、「物流ビッグデータラボ」創設 アスクルなど5社が参画
Hacobu(=ハコブ、本社・東京、佐々木太郎社長兼CEO)は、ハコブが蓄積した物流ビッグデータを企業間で共有し共同輸配送を目指す「物流ビッグデータラボ」を創設する。第1回のラボには5社が参画。個別に行われていた複数企業の配送を共同で行うため、企業間の議論や検証を進める。
参画するのは、アスクル、キリンビバレッジ、スギ薬局、日本製紙、YKK APの5社。物流ビッグデータ共有と分析による共同輸配送や、標準データを基に建設的な解決策を導き出す「データドリブン・ロジスティクス」の普及、モノが運べない事態になることを回避し社会貢献することを目的とする。
短期的には共同輸配送の実例創出や、より多くのルートで共同輸配送を実現するためのデータ拡充と継続性を両立する仕組みの議論を行う。中長期的には、多様な業界から参画企業を拡大し、自動運転時代を見据えたデータ活用基盤の構築を進める。これらの取り組みにより日本全体のサプライチェーン最適化に貢献する。
ハコブは、各企業・業界を越えた物流ビッグデータの分析・活用基盤となる物流情報プラットフォーム(基盤)構築のため、クラウド物流管理サービス「ムーボ」と物流DXコンサルティング「ハコブ・ストラテジー」を展開。2024年6月には、ムーボの利用事業所数が2万カ所を超えという。ハコブの物流データを活用することで各社がデータを持ち寄るというステップを省き、共同輸配送に向けてより迅速に議論や検証を行う。