• 物流企業
  • 荷主
  • 物流機器メーカー

24/08/27

キリンG×三菱重工、トラック荷積み・荷降ろし自動化へ26年3月まで共同実証

 キリンビバレッジ(本社・東京、井上一弘社長)、キリングループロジスティクス(同・同、安藤弘之社長)は2026年3月まで、三菱重工業との共同実証を実施する。三菱重工が研究開発を進める自律化・知能化サービス「シグマシンクス」を活用し、飲料倉庫入出庫、トラック荷積み・荷降ろしの自動化を目指す。
 8月、三菱重工の横浜市や神戸市の実証施設、キリングループロジの西名古屋支店や尼崎支店などで、三菱重工が開発中の新型AGF(無人フォークリフト)を活用した実証実験を開始した。
 有人作業を含む入出庫サービスの運用工程、有人作業を含む無人フォークリフトの運用工程の他、有人フォークリフトと無人フォークリフトの協働作業時のルール・運用条件を導き出す。
 キリングループはピッキング、入出庫、トラック荷積み・荷降ろしの3領域で、シグマシンクスの適用を推進している。将来的には、倉庫内での荷揃え、配置替え、保管状況に応じた走行ルート変更、高効率の保管方法などでも、幅広く柔軟な自律運転と安全な人機協調を図る。
 このうち、自動ピッキングに関する共同実証は23年6月までに完了した。24年12月にはキリングループの海老名物流センターで、「自動ピッキングソリューション」が稼働開始となる。

「シグマシンクス」を適用した自動化サービスのイメージ図