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24/08/26

セイノーロジックス、インド・ニューデリーへコンテナ混載便を直送

ダイレクト混載サービスでトランジットタイムを大幅に短縮する

 セイノーロジックス(本社・横浜市、有馬隆広社長)は8月、関東・関西発インド・ニューデリー向けの「ダイレクト海上混載輸送サービス」を開始した。海上コンテナ輸送の品質を向上させ、拡大する輸送需要に応える。8月中に名古屋発のサービス受託も始める。
 インド側で積み替えをせず、貨物のダメージリスクを軽減する。トランジット(中継)に要する期間は最大16日短縮する。最初の寄港地のピパバブ港で荷揚げし、コンテナを開封せずにそのまま鉄道に接続してニューデリーまで輸送することで、貨物の位置情報の追跡精度も高める。輸送日数は、横浜出航船では従来の45日が29日に、神戸出航船では同40日が24日となる。

新ルートと従来ルートの比較

 セイノーロジックスは2023年5月、同国チェンナイやナバシェバ向けの「ダイレクト混載サービス」を開始した。これまではピパバブ港への寄港後、パキスタン・カラチの寄港を経てナバシェバ港で荷揚げしていた。また、ナバシェバ港で貨物をコンテナから取り出し、トラックや鉄道コンテナに積み替えてニューデリーまで輸送していた。