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24/08/23

京セラCS×出前館、北海道石狩市の車道で無人自動配送ロボの実証

実証で使用する中速・中型無人配送ロボット

 京セラコミュニケーションシステム(本社・京都市、黒瀬善仁社長)は8月22日から、出前館(同・東京、藤井英雄社長)と協働で、北海道石狩市緑苑台東地区の一部エリアで、車道を走行する中速・中型無人自動配送ロボットを活用したデリバリーの実証実験を開始する。高齢化や食品小売店減少による買い物弱者問題やドライバー不足などの課題解決を目指し、社会実装に向けた実証を行う。より実用的なサービスを目指し夜間配送も実施する。
 「出前館」アプリ、ウェブサイトで注文された「セイコーマート」の商品を、無人自動配送ロボットで自宅近くの宅配ポイントまで配送する。走行ルートの都合上、徒歩1分圏内の場所に停車予定。決済は出前館のアプリ上で事前決済とし現金対応はしない。
 配送予定商品は、「セイコーマート緑苑台店」の常温品約306品。ホットシェフ、酒、冷蔵、冷凍品は取り扱わない。実施期間は、8月22日~10月下旬。水~日曜日の午前10時~午後9時の間で1日5便配送する。

宅配ポイントで利用者が荷物を受け取る

 同実証では、京セラコミュニケーションシステムが実証実験に関する企画・管理・調整・無人自動配送ロボットの開発・運行管理を行い、出前館がデリバリーシステムの提供・連携を行う。
 今後は、同実証を通じてEC市場やデリバリー市場の拡大に伴う人手不足や買い物弱者など社会課題解決に寄与するとともに、無人配送ロボットのサービス実現を目指し取り組んでいくとしている。