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24/08/21

日通、能登半島地震の食糧支援で農水省から感謝状

農水省の野添課長(左)から感謝状を受け取った日通の加藤取締役兼常務執行役員

 NXグループの日本通運(本社・東京、竹添進二郎社長)は、1月1日に発生した能登半島地震の食糧支援に貢献した功績により農林水産省から感謝状を授与された。政府や各団体からの要請による支援物資輸送など被災地支援に貢献した。
 政府が開設した広域物資輸送拠点(1次拠点)での荷さばきや物資管理、輸送業務などで協力した。輪島市では、地域内輸送拠点(2次拠点)での物流専門家としての拠点運営助言・支援業務を行うなど、被災地支援にも貢献した。
 地震発生後、政府は被災した自治体からの要請を待たずに支援物資などを送る「プッシュ型支援」を実施。被災地に食糧や避難所の備品、衛生用品、衣類が送付されたため、要請を受けた日通が支援物資輸送を行った。
 今回、被災時での食糧支援に関する意見交換も行われた。農水省大臣官房新事業・食品産業部食品製造課の野添剛司課長は「震災によって現場が混乱する中、輸送拠点の設置について物流のプロに運営してもらい大変助かった」とコメントした。
 日通の加藤憲治取締役兼常務執行役員は「われわれは災害時の指定公共機関として過去の災害でも行政と一体となって取り組んできた。今後も経験と知見をどう生かしていくかを意識し、常に新しい技術を取り入れながら、防災、減災につなげていく」と話した。