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24/08/21

ヤマトHD、福岡県産イチジク「とよみつひめ」のトライアル空輸

「とよみつひめ」の出荷形態

 ヤマトホールディングス(本社・東京、長尾裕社長)は8月21日~9月4日、北九州空港―成田空港間で福岡県産イチジク「とよみつひめ」のトライアル空輸を行う。使用するのは今年6月から北九州空港で運航しているヤマトの貨物専用機(フレ―ター)。福岡県とJA全農ふくれん(全国農業協同組合連合会福岡県本部)が連携して取り組む県産農産物の新たな流通体制の構築にヤマトグループが協力。物流の2024年問題の課題解決に向け、安定的な輸送力の確保に貢献する。
 空輸されたイチジクは、高級スイーツショップ「キルフェボン」の首都圏5店舗で販売中のタルトに使用される。

使用するフレイター

 行程では、空輸前日に産地JAであるJA筑前あさくらとJAふくおか嘉穂から福岡県直方市頓野のJA全農ふくれん県北地区広域販売センターに輸送される。翌午前10時に同センターから北九州空港に向け出発。途中、北九州市小倉南区葛原のヤマト運輸営業所で冷蔵一時保管した後、午後4時45分に北九州空港に到着。同7時15分に出発し、成田空港に同9時5分に到着後、同10時半に成田空港を出発。翌午前0時に東京都中央卸売市場大田市場に到着する。翌日には、キルフェボン首都圏5店舗に到着予定。
 キルフェボンは8月1日~9月30日の期間、全国11店舗でとよみつひめを使用したタルトを販売する。このうち、グランメゾン銀座店、青山店、東京スカイツリータウン・ソラマチ店、東京ドームシティ店・横浜店の首都圏5店舗分を期間限定で空輸する。