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24/08/20

阪急阪神エクス、香港でハイテク製品の保管・輸送施設の国際認証を取得

TAPA認証

 阪急阪神エクスプレス(本社・大阪市、谷村和宏社長)は7月9日、香港法人が国際認証機関DQSから「TAPA FSR2023」の認証を取得した。ハイテク製品をはじめとする高価値商品の保管と輸送に関わる施設のセキュリティーに関する国際規格で、認証3段階のうち要件項目数が最も多い「レベルA」を取得した。
 航空輸出専用の青衣倉庫を対象に認証を取得したことで、セキュリティー要件の高い米国向け旅客機へのULD(ユニット・ロード・デバイス)積み付けも可能となり、米国向け航空貨物のさらなる取り扱い拡大に弾みをつける。さらに、盗難や紛失リスクの少ない安全性の高い施設で貨物を取り扱う物流企業として認められたことで、これまでに取得してきたISOなどの国際規格との相乗効果も見込む。
 TAPAは「Transported Asset Protection Association」の略で、米国発祥。輸送・物流業界に特化した国際的なセキュリティー規格で、施設の要件を定めたTAPA FSRの他、トラック輸送の要件の「TAPA TSR」、駐車場の要件の「TAPA PSR」がある。