- 物流施設
24/08/09
日本GLP、茨木市の「アルファリンク茨木」2棟が満床しゅん工
日本GLP(本社・東京、帖佐義之社長)は7月、「アルファリンク茨木」全3棟のうち2棟を大阪府茨木市でしゅん工した。大型商業施設と隣接した「まちづくり型」の施設開発で、入居企業や地域社会との融合を図る。既に両施設とも満床。
「GLPアルファリンク茨木1」の所在地は茨木市東野々宮1ノ40。敷地面積は約6万8690平方メートル。プレストレスコンクリート・免震造6階建てで、延べ床面積は約16万3512平方メートル。
「1」には計10社が入居した。1階には、福山通運とダイセーエブリー二十四が入居。福通はトラックターミナル、ダイセーエブリー二十四は、冷蔵・冷凍食品の輸送拠点を開設する。4階は、三井物産流通グループがセブンイレブンへの店舗配送拠点として利用する。6階には、SGホールディングスグループが入居。佐川急便が、トラックターミナル、佐川グローバルロジスティクスが3PL拠点を設ける。
「GLPアルファリンク茨木2」の所在地は茨木市南目垣3ノ3ノ3。敷地面積は約1万9448平方メートル。耐震造4階建てで、延べ床面積は約4万3662平方メートル。トランコムが専用施設として1棟借りした。
「1」「2」共に大阪府道14号沿いで、名神高速道路、近畿自動車道、中国自動車道の結節点となる吹田ジャンクションから約6・2キロメートルの立地。近隣にはトラックターミナル、卸売市場、鉄道貨物ターミナルなどの物流関連施設が集積し、物流拠点としての優位性を見込む。
GLPは、茨木・摂津の両市と防災協定を締結し、災害時には施設の一部を一時避難場所として地域に解放する。
茨木市での開発は、日本GLPのアルファリンクブランドの第3弾。関西エリアでは初展開となる3棟構成の大規模プロジェクトで、3棟目の「GLPアルファリンク茨木3」は2025年7月のしゅん工を目指している。