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24/08/08
パナソニックの関連会社、ドローン活用の港湾施設点検で新プロジェクト
パナソニックホールディングスの関連会社でシステム開発を手掛けるパナソニックアドバンストテクノロジー(本社・大阪市、水野勇介社長)は、企業・大学4者が連携するドローンを活用した港湾施設の点検・維持管理の効率化のプロジェクトが、国土交通省の中小企業イノベーション創出推進事業に採択され、プロジェクトを開始した。港湾施設の点検作業の省人化・効率化を実現する。ドローンでの3次元点検などデジタルサービスを企画開発するスタートアップ企業ダオワークス、北海道大学、総合建設コンサルタントの日本データーサービスとパナソニックアドバンストテクノロジーの4者が連携する。
国内では巨大インフラの老朽化が社会課題となっている。港湾施設の点検・維持管理は、点検作業者が現地で手作業で行い、熟練した技術系・技能系人材の知見・ノウハウに依存した運用のため人的費用も大きい。プロジェクトではドローンを用いて点検作業の省人化、効率化を実現する。
ドローンの取得データを位置情報とひも付け、3次元データで可視化する仕組みを導入することで、迅速な点検とリスク可視化を可能にする。また点検作業の効率化により、点検の頻度を向上させ修繕計画立案時に補助データを提供できる仕組みを構築する。
プロジェクトでは、ダオワークスの3次元データ活用の知見、北海道大学のドローンを活用した高精度地図生成の開発実績、日本データーサービスの港湾の点検・維持管理事業者としての実績、パナソニックアドバンストテクノロジーのモビリティー分野での開発技術のドローン安定飛行への活用など各団体の強みを生かして技術開発・実証実験を推進する。